
優しくわかる「債券」
【優しくわかる「債券」】
債券の記事を書いていたので、債券についてこちらでも解説します!!
■ 債券とは
債券とは、お金を集めたい国や地方公共団体、企業などが多数の投資家からお金を借入れるときに発行する、「借用証書」のようなものです。発行体により、国債、地方債、社債と呼ばれます。発行体は元本の返済と利息の支払いを約束しています。
■ 債券の仕組み
債券は、発行するときに返済の期日(償還日)とその期間内に一定期間ごとに利子を支払うことを決めます。固定金利の場合は、償還されるまでの間、決まった利子が支払われます。つまり、定期的に利子を受け取りながら、満期を迎えたときには額面金額が返還(償還)されます。額面金額は100円となっています。
満期まで所有している場合は上記のように利子分が利益となりますが、途中で換金した場合は違ってきます。
満期前の債券は、市場で売却することができますが、金額は購入したときの金額ではないので注意が必要です。
市場での債券の価格は日々変動しますので値上がりしていることもあれば、値下がりしていることもあります。
■ 債券の分類
一言で債券と言っても発行体の違いで分けることができます。
国や地方自治体や公共機関などが発行する債券を「公共債」と呼びます。
公共機関の「公共」という字が入ります。公共債はさらに発行体によって「国債」「地方債」「政府関係機関債」などにわけることができます。
また、ソフトバンクなどのように一般の企業が発行する債券を「社債」といい事業資金を調達する目的で発行します。
他には、外国の政府や政府機関、事業機関が発行する「外国債」があります。
また、利子の払い方でも分類できます。
初めに額面金額で購入して、満期までの間一定期間ごとに利子を受け取ることができるのが「利付債」といい、購入時にあらかじめ額面から割り引いた価格で購入して満期のときに額面金額で償還されるのが「割引債」です。利付債の利益は定期的にもらえる利子で、割引債の利益は購入時と償還時の差額ということになります。
さらに、発行された日付でも分類します。
新しく発行される債券は「新発債」と呼ばれ、金融機関などで購入することができます。一方、途中で売買する場合は債券市場で取引されます。この債券市場で取引されている債券を「既発債」と呼びます。
債券の特徴は、あらかじめ決められた利子が一定期間受け取れることと、満期を迎えると、額面金額が償還されます。
定期預金よりは高めの金利設定なこともあり、初心者の方には始めやすい投資商品です(^ ^)
債券の基本的なことを書いてみました。
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この記事を書いたのは「FPラポール株式会社」
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