2021/06/13
共働き世帯の生命保険
こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの黒須かおりです。
弊社に相談にお越しになる方は30代から40代の共働き世帯の割合の方が多いです。
今日は、そんな共働き世帯の生命保険についてです。
共働き世帯は、夫も妻の生命保険に加入していることが多いのですが、
中には妻は加入していないというケースも見られます。
夫に万が一のことがあった場合は、妻は遺族年金を受け取ることができます。
しかし、共働き世帯の妻がなくなったとき、夫は55歳以上でないと遺族厚生年金を受け取ることはできません。(遺族基礎年金は受け取れます)
子どもが18歳を迎えると、遺族基礎年金も打ち切られてしまいます。
つまり、夫と妻では残された人によって遺族年金に違いがあるのです。
共働き世帯は、夫婦2人の収入で生活していますから、もし妻の収入がなくなったとすると
今と同じ生活をすることは難しくなるかもしれません。
夫1人の収入で生活ができないわけではありませんが、負担が増え生活費の見直しは必要になるでしょう。
多くの場合収入に比例して生活費も高くなるので、お互いに万が一のことがあったとしても同じような生活を維持するためには、妻も何らかの準備をしておいた方がいいでしょう。
大切なのは、「生命保険」に加入することではなく、
万が一のことがあっても「同じ生活ができる備え」をすることです。
そのための手段が「生命保険」でもいいし、その他の方法でもいいのです。
その家庭により準備の仕方は違います。
たとえば生命保険に加入する場合、子どもが独立するまでか年金を受け取るまででいいでしょう。
子どもが小さいときには、生活にかかる費用だけでなく、教育費もかかります。
しかし、子どもが独立した後は生活費自体も少なくなります。
共働きの妻も、生活を支える大切な人ですので、万が一の備は準備しておきましょう。
この記事を書いたのは「FPラポール株式会社」
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