国債の格付けってなに?
先日のセミナーでも質問のあった国債の格付けについてこちらでも書いておきます。
国債は、「債券」のうち国が発行しているものです。
債券については「優しくわかる債券」をご覧ください(^ ^)
国債のリスクの1つに「信用リスク」があります。
信用リスクとは、その発行体が約束した「利息」が受け取れなくなったり、満期にお金が受け取れなくなったりする可能性のことです。
国債の場合、その国自体の信用ということになります。
日本人が日本を信用しているのは当たり前だと思いますが、世界の国々からみたら日本は信用できる国なのか、どのくらい信用できるのかをあわらしているのが「格付け」です。
代表的な格付けの会社は米国のムーディーズ社やスタンド&プアーズ(S&P)社などです。
さて格付けとはどのように表されるのかと言いますと、アルファベットなのです。(格付け機関により異なる)
信用力が高い順に
AAA 1番信用力が高い
AA 信用力がある
A 信用力がある
BBB 投資として適している
BB
B
と続きます
投資をするのであればBBB以上のところが適していますよという目安なのです。
S&Pグローバル・レーティング・ジャパンが2018年4月30日発表したソブリン格付けリストを見ると
AAA カナダ・オーストラリア・スイス・シンガポール
AA イギリス・韓国・アメリカ・フランス
A 日本・中国・マレーシア・ペルー・ポーランド
BBB イタリア・インド・インドネシア・フィリピン
となっています。
日本の位置はご覧の通り、Aです。
日本以外のアジアの国も多くあります。
インドや、インドネシア、フィリピンなどは人口の増加、人口の平均年齢が若いことなおから
高い経済成長をしていることが格付けが上がってきている要因かもしれません。
日本に住んでいるので、日本が1番安心できると思っている人も多いようですが、
世界に目を向けると、日本よりも通知表のいい国はあるのです。
まずは、世界に目を向けて見ましょう。
この記事を書いたのは「FPラポール株式会社」
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