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2021/05/11

money, 債券

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投資初心者でも安心!個人向け国債から始めてみよう

個別相談のなかでも資金運用に関心を持つ方が非常に増えています。預金の金利は経験したことのないくらい超低金利で元本が保証されていること以外にメリットを感じられません。そこで資金運用の一つとして注目されているのが個人向け国債です。今回は個人向け国債の仕組みやメリット・デメリットについて紹介していきましょう。

国債とは

国債は、わが国が発行している債券のことです。

債券とはお金を借りるとき発行される借用証書だと考えるとわかりやすいでしょう。つまり、国債を購入すると、国にお金を貸していることになります。お金を借りるときは、利子をつけて返済します。住宅ローンや、カードローンなどもおなじですね。

そのため、国債も半年ごとに利子の支払いがあり、満期がきたら全額返済してもらえる仕組みなのです。

国債には最低金利が保証されており、普通預金などに比べても金利が多少高くなっています。とはいえ、2021年5月現在、個人向け国債の金利は0.05%とそれほど高くはありません。しかし、株式とは異なり元本の返済を保証されているため、安全な運用ができます。

国債には利子が付く利付国債と利子の付かない割引国債があります。

利付国債の場合、半年ごとに利子が支払われ、満期の際に元本が返ってきます。

利付国債の中には、利子額が固定の固定利付債と利子額が変動する変動利付債があります。

一方、利子は付かないものの、購入するときに割引され、償還金と購入金額の差額が利益となるのが割引国債です。

割引国債は、額面より低い金額で発行され、満期になると額面の価格で償還されます。

3つの個人型国債の比較

私たちが最も購入しやすいのが個人向けに発行される個人型国債です。

個人向け国債には3つの種類があり、期間が3年で金利が一定となる「固定3年」と期間が5年で金利が一定となる「固定5年」、さらに期間が10年で金利は半年ごとに見直されて変動する「変動10年」があります。

いずれも毎月購入することができ、1万円から気軽に購入ができ、途中で換金することも可能です。

「固定3年」「固定5年」は、満期まで金利が固定で変わらないため、将来の収益を予測でき安心・安全に運用できます。

しかし「変動10年」は、半年ごとに金利が変わり金利が上がれば受け取る利子が増え、反対に下がれば利子がへってしまいます。

とはいえ、現在の金利は最低保証の0.005%のためこれ以上下がることはありません。すると、金利の下落は抑えられ、将来の金利の上昇があれば利子が増える10年変動の方が良いでしょう。

個人向け国債の商品性の比較

※財務省HPより

国債のメリット・デメリットとは

金融商品にはメリット・デメリットが存在しますが、国債も例外ではありません。国債のメリットは多く4つあります。

1金利が普通預金よりもわずかに高い

銀行の預金に比べて、わずかですが金利が高いことです。最低保証があるためそれ以上金利が下がることはない。

2少額から購入できる

個人型国債は1万円と少額から購入することができます。購入手数料や売却手数料も一切かからないので必要なのは購入金額のみです。

3安全性が高い

国債は私たちが暮らしている「国にお金を貸している」のでよほどことがあり国家がなくならい限りは安全性が高いと言えます。

株式投資などは元本保証がないのに対し国債は元本が満期になると戻ってくるので、安心・安全なのです。

一方デメリットも大きく3つあります。

1購入後1年以上たたないと換金できない

国債は、満期をまたずに売却して換金することができますが、個人向け国債の場合は、購入から1年以上たたないと換金することができません。

2中途換金は利子が減る

途中で売却すると中途換金調整額が差し引かれてしまうため、受け取るはずの利子が減ってしまいます。

3金利の上昇が見込めない

株式投資や投資信託などのような商品に比べると元本保証があり安全なのはよいのですが、期間が3年や5年の国債では現在の金利が固定のため利回りがよくないことはデメリットです。

購入したい場合はどうすれば良い?

国債を購入したいと思ったらどこで購入すれば良いのでしょうか。

国債は全国にある銀行や証券会社などの金融機関で誰でも購入することが可能です。

購入するときも売却するときも一切手数料はかかりませんので、どの金融機関から購入をしても違いがあるということはありません。

最寄りの金融機関やすでに取引のある金融機関から購入すると便利でしょう。

しかし、銀行や、証券会社によっては、一定額以上購入することキャッシュバックを実施している会社もありますので、さらにオトクに増やしたい人にはおすすめです。

まとめ

銀行などの普通預金や定期預金だと金利もかなり低いためお金を増やすことには向いていません。

株式投資や投資信託などのように元本保証がない投資商品と異なり、国債であれば安全な運用ができます。

1万円と少額から始めることができるので、投資の初めの一歩としてチャレンジしてみではいかがでしょうか。

 

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