老後の生活費は、現在の生活費の7割程度と言われていますが本当?
皆さん、こんにちは!ファイナンシャルプランナーの黒須かおりです。
老後資金の準備は、誰にとっても重要な課題ですよね。
よく言われるのが、「老後の生活費は、現役時代の7割程度があれば大丈夫」という話です。
でも、これは本当なのでしょうか?
今日は、この疑問について、ファイナンシャルプランナーの視点から詳しく解説していきます。
- 7割目安はあくまで参考値
実は、老後の生活費は人によって大きく異なります。
7割目安は、あくまで総務省の家計調査に基づく平均値であり、必ずしも個人の状況に当てはまるわけではありません。
例えば、以下のような場合は、7割では足りない可能性があります。
・現役時代に高い生活水準を維持していた人
・老後も旅行や趣味などにお金を使いたい人
・介護が必要になる可能性が高い人
逆に、以下のような場合は、7割で十分な可能性があります。
・現役時代に節約生活をしていた人
・老後は自宅でゆっくり過ごしたい人
・健康に自信がある人
- 老後資金の準備を始めるために知っておくべきポイント
老後の生活費がいくら必要かは、人によって異なることがわかりました。
では、老後資金の準備を始めるために、具体的に何を知っておけばいいのでしょうか?
- 自分のライフプランを考える
まず、老後どのように生活したいのか、具体的なライフプランを考えましょう。
どこに住みたいのか
どんなことににお金を使いたいのか
いつ頃介護が必要になるかもしれないのか
など、できるだけ具体的に考えてみてください。
- 現在の収支を把握する
次に、現在の収支を把握しましょう。
いくら稼いでいるのか
いくら生活費に使っているのか
を把握することで、老後資金の準備にどれくらいのお金が必要かが見えてきます。
- シミュレーションツールを活用する
インターネット上には、老後資金のシミュレーションができるツールがたくさんあります。
これらのツールを活用することで、自分のライフプランに基づいた老後資金の必要額を具体的に計算することができます。
- 早めに準備を始める
老後資金の準備は、早いに越したことはありません。
若い頃から少しずつでも積み立てることで、将来の大きな負担を軽減することができます。
老後の生活費は、一概に現役時代の7割とは言えません。
必要な生活費は、自分のライフスタイルや状況によって異なるため、早めから準備を始めることが大切です。
老後資金の準備について不安な場合は、ぜひファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談してみてください。
一緒に、豊かな老後生活に向けて準備を進めていきましょう!
この記事を書いたのは「FPラポール株式会社」
筆者「FPラポール株式会社」について
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