先日の市川海老蔵さんの会見は記憶に新しいと思いますが

最近とくに女性特有のがんについての話題が多いと感じます。

小林麻央さん、北斗晶さん、南果歩さんなど

働き盛りの女性に多いことも特徴の一つです。

がんは一般的に年齢とともにリスクの増える病気なのですが

女性特有のがんについてだけは例外なのです。

２０代から増え始め右肩上がりで上がっていき

４０代でピークを迎えます。

徐々に減ってはいきますが、それでも高い罹患率となっています。

この様に、まだまだバリバリ働きたいと思っている世代に

「突然」襲ってくるのが、女性特有のがんなのです。

もし、個人事業主の女性ががんになってかかってしまったら

どんなことが予想されるのでしょうか？

もちろん治療費の心配がありますよね。

治療費については、「高額療養費制度」があるので

1ヶ月の自己負担は８万円～９万円くらいで済みます。

しかし、これはあくまで３割負担となる治療費のみで

その他入院や治療にかかる自己負担額は含まれていません。

治療費.comによると１年目の治療費の自己負担は５３万円とのことです。

もちろん治療費の出費も厳しいですが

もっと厳しくのしかかるのは「売り上げの減少」なのです。

入院している時、自宅で療養している時

治療のため通院している時期

仕事のできない期間がどうしてもあるのです。

その間、売り上げが上がらなければ、収入は途絶えてしまう。

１年くらい働かなくても大丈夫なくらい貯金がある方や

何もしなくても収入が入ってくる仕組みを作っている方は別ですが

そうでない場合どうしても収入の減少が

治療や生活に与える影響はとても大きくなります。

実は私の叔母が昨年１月乳がんの宣告を受け、手術をしました。

その後抗がん剤の治療のたびに入院して治療を続けてきましたが

副作用で体調が悪く、日によっては起き上がることもできないほどだというのです。

叔母は、一人で美容室を経営していましたが

治療に専念するためにお店は休業していました。

１年半くらい経った今年５月に体調と相談しながら仕事を再開しました。

叔母の場合、１年半という期間「無収入」になってしまったのです。

個人事業主の場合、病気と収入は直結しています。

とくにがんのように治療も長期間になる場合

深刻なことになりかねません。

自分は病気にならないということはないのです。

医療保険に入っていれば大丈夫。

本当にそうでしょうか？

個人事業主もきちんと「事業継続」についての

備えが必要だと私は考えています。

収入が途絶えることが「ビジネスの退場」を意味していたら

せっかく今まで築き上げたことが無駄になってしまうかもしれません。

ビジネスにおいて「攻め」も大事ですが

ビジネスや生活の基盤となる「守り」の方が

先に対応しておくべき大事なことなのです。

どのようにビジネスを守ったらいいのか？

そういうこともセミナーや面談の中ではお話しています。

他人事ではない、自分に置き換えて考えてみてください。

相談にはいつでも乗りますよ(*^_^*)